①走行モードで左右のキャタのスピードが違う。特に左が遅くなる。
②アウトリガー昇降速度が遅くなる時がある。(パイロット回路改造の為、左右ともに遅くなる)
③走行モード(後側モード)でフィードと回転がレバー倒すと微妙に動いてしまう。
④前側(掘削)、後側(走行)の切替ペダル踏み直すと回復するときがある。
⑤シート座って右側足元でシューっと音がする時がある。
この原因、デバーターバルブの不具合って推測して新品に交換してます。
数年前に自分でECO完全攻略を目標に掲げ、解体しまくってたので、さすがに旧型3Vに限っては油圧経路、ほぼ頭に入ってます。私!!😉
実際はポート位置など、絶対に忘れちゃいますけど、ロジックは完璧に頭に残ります。
まあ、いろいろ相談したけれど、結局、自己判断でデバーターバルブを疑った訳ですが、実際不具合アリの名目で取り外したバルブを解体して中身確認したのですが、構造上特に違和感はありませんでした。
強いて言うなら、ゴミが付着してたのと、全体的にパッキン、特にバックアップリングが摩耗していた程度で、ポジション切替のスプリングの動きなど、正確には判断出来兼ねますが、
特に引っかかりの違和感やテンションの低下などは感じれませんでした。
半信半疑で、こんなシンプルな2ポジションバルブが故障するのだろうか?って思いましたが、ゴミ噛んだのが最大の原因なんだろうってことで、新品を装着することにしました。
この3Vの足元、ノーマルな日立ユンボーの仕様なら、旋回モーターが装着されているのがデフォルト仕様ですが、旧型3Vはこの場所を利用して、デバーターが装着されています。
なんせ、こんなところ、一番油汚れや泥が掻き落とされて堆積する場所、しかも、硬いホースだらけで手が全く入りません。解体された状態なら、インパクトで数秒もあれば脱着交換できるはずなのですが、😭
もうやたらに時間がかかります。これも油圧建機のオーバーホールの宿命でしょうね。全部解体してフリーにできれば文句一切ないのですが、もう腕まで油まみれで擦り傷だらけです。
現場での緊急修理や交換作業では、サービスマンの方は非常に苦労されてるんだと思います。油圧ホースも3Vなんて所詮3分か4分なので、6分以上の建機になれば、作業の難易度は半端ないはずでしょう!本当に頭が上がりません。
機体がいつも整備されて綺麗ならまだしも、もう悲惨な状況で錆と泥と油でボルト頭さえも隠れちゃって固着してるのが普通ですよね。こんな場所は!!
この機体については、私も洗浄はしてましたが、この場所は唯一見て見ぬふりをしてましたから、そのツケが今回ってますね。
本当に一番水抜けが悪い場所で、いつも思っていたのですが、解体したついでに水抜き用の底穴をΦ10~20ぐらいで鉄板にあけたいなーって思ってた場所です。
でも中々難しい。時すでに遅しです。ドリルも入らないし。
まあ錆をなるべく斫って、気休めですが錆び転換塗料だけでも、刷毛で手塗りしておきましょう。
サビキラー…。まあ下塗りで今までも結構使用してた高級な水性塗料です。どの程度錆びを転換するのでしょうか。バンジ社長!!でしたっけ?まあ一応その威力を信じてますが。水性で使いやすいし、乾くのも意外に早いので、私は結構愛用してます。
たぶんおそらく、この機体もまた近い将来、この辺は解体しちゃうのでしょうから。私😉それまでは何とかの錆止めの応急処置です。
そして、何とかデバーターバルブも装着でき、油圧ホースも部分的に新品交換しておきました。タイミング逃すとなかなか交換出来ないでしょうからね。こんな場所…
そして日も暮れ、いよいよエンジン始動して試運転。しかし、あれー????症状改善してない!!クソーーーーーー!!って、嫌な予感はやっぱ的中しますね。
走行モードにもかかわらず、前側フローデバイダーへつながるフィード回転ラインに油が漏れてます。漏れてるというか結構、圧力立っちゃってます。
ホース前側を目視確認のため解放してましたから、5mぐらい吹っ飛びました!!油がどば========って!!😂
そうなると、本当の原因の本質は、もしかして、こ、こ、こ、こ、コントロールバルブなのか???
これはやばい、果たして君にやれるのか??ねえ?山口君さ!!
結局ホース全ばらし確定でしょう。おそらく。
しかしコントロールバルブは、人間でいえば脊髄脳関門、間脳視床下部、神の領域、触れて傷付けちゃうと、完全アウト!!の、そうです、No MAN’s AREAなんです。って!!!
いやいやいやいや~そりゃー大げさやで!!キミ!!!っ。ナブテスコさん今後もよろしくお願いします!どうか私の質問攻めの御覚悟を!
次回、巧ご期待!!

















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