デバーターバルブ(3ウェイ/2ポジションパイロット式方向制御バルブ) YBM ECO-3V 日誌

機械整備事業部

急遽出動した仮デビューの3V、現場で起こった症状が以下です。

①走行モードで左右のキャタのスピードが違う。特に左が遅くなる。
②アウトリガー昇降速度が遅くなる時がある。(パイロット回路改造の為、左右ともに遅くなる)
③走行モード(後側モード)でフィードと回転がレバー倒すと微妙に動いてしまう。
④前側(掘削)、後側(走行)の切替ペダル踏み直すと回復するときがある。
⑤シート座って右側足元でシューっと音がする時がある。

結論デバーターバルブの不具合、と推測しました。私。

ハズレかもしれません。が、デバーターバルブをメンテナンスします。

しかし、良しと思って手を出さなかった部分がことごとくエラーの原因になりますね。やっぱオーバーホールが全部必要なんですよ。結局。

急がば回れでしょうか?

ところで、昔からデバーターバルブって調べても、全然情報がヒットしません。ダイバーターバルブって言ったり、デバートバルブって言ったりするのでしょうかね?私もよくわかってません。

3Vに備わってるデバーターバルブは正確には、3ウェイ/2ポジションパイロット式方向制御バルブ、のことです。なんのこっちゃ?どうでもいいっか!

あまり詳しい内容はさておき、結論的に、このバルブ、油圧のP1回路を前側に送るか、後側に送るかを切り替えてるバルブなんです。

こんなバルブが不具合起こすのか?私にも分かりませんが、通常なら、新品に交換して症状が治まるかどうかの判断でしょうか。

でも、私、分解してみました。因みに以前にも何度か分解してました。すでに。(やっぱりか...君は。)

因みに当時、交換パッキンを調達しようとして、見積りまで取ったことがありますが、記憶が曖昧ですが、確か発注条件が10~20セット単位で、しかも輸入品(船便)で15万ぐらいだったはずです。

あほ!!!!か!

輪ゴム4個×10セット=15万円!!みたいなノリですよ。(笑)

やばいっしょ?!

というわけで、いつもお世話になっているNOKの代理店にお願いしてバックアップリングなども含めて、規格を調べて、同等品を意地でも探して見せます。私は!!!

でも、パッキン交換だけで良しなのか、内部のスプリングやスプールの摩耗も影響あるでしょうから、やはり新品交換がベターでしょう。

ところで、問題アリの疑いがあるバルブをマシンからホースごと外し、内部チェックしたら、何かゴミっぽいくずが付着してました。色々ホース外したりしてましたから作動油ラインから混入したんでしょうか。

私が手を出す前は、このような不具合の症状は出て無かったはずなので、このマシン。

スプリングの動きは問題なさそうでしたので、洗えば復活するかもしれません。

案の定、継手やらベース板やら、もうドロドロで錆びだらけの状態が気に食わず、ひたすら洗っちゃいました。

どうせならホースも交換じゃ====!

やれることは全部やりましょ!!

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