カッター初心者のころ、いきなり優雅にもシブヤのスラリー循環処理装置 KJ-11を使ってました。よく考えられた素晴らしい完成度だと思いました。
今もたまに使いますが最近は専らヒルティーの循環装置使ってます。DD-WMS-100


こんな優雅な設備を特別に持たなくても本当に腕があるプロの方であれば掃除機と手ポンプさえあれば、なんでもこなせるのでしょうが(笑)
何故かこういう類の設備に興味関心が湧いてしまいます。私。
でもカッター作業で排出される切削水の処分、業界では永遠の課題だと思います。
私、カッター初心者の頃、なんとばかげた話で、コンクリート切る本質の作業の技術磨くのそっちのけで、このスラリーの処理水の再利用にハマってしまった時期がありました。
当時の記録は写真には無いのですが、私、結構実験してましたよ。もともと分析関連でろ過や遠心分離の技術はよく利用するからかもしれません。うまくできるかもって何故か甘く見てました。
2層式の洗濯機の脱水層ドロドロに潰して、シブヤの濾過膜やヒルティーの膜を使ってどこまできれいにできるか、又野菜脱水機使って手で回したりして、遠心分離でまず挑戦してました。
マジで現場に2層式洗濯機の脱水層のみちょん切った機械持って行ったことあります。私。脱水層回して、ホースから出てくる水また使ってました。😮タンクで水持っていけ!!!あほ!😬
業務用掃除機の乾湿両用の濾布もなかなか濾過できるんですが、やっぱヒルティーの膜が優勝でした。そこまで綺麗にする感じではなく、ほどほどの感じでスラリーを良い加減で濾過できる、2~3層の膜が重ねられていて、大きな粒子から順番に濾過される膜で、そんな膜だから詰まりにくく、濾過のスピード、効率が良い。またカッターに使用するにあたり良い加減の懸濁水で濾過される。非常に考えられた膜だと思いました。ポンプ詰まらなければそこまでクリーンにする必要ないですしね!
よしよしなるほどなるほど、この膜だけ購入して自分で掃除機改造して作ってやろうと結構頑張ってた時期がありました。リョービの掃除機やホームセンターのペール缶式みたいな安価な掃除機買ってきて、吸排気の穴、開け直してエルボつけたり加工して…
というのもこのヒルティーの本体、購入前にデモ機でお借りしてた時期がありまして、これヒルティーには言えないんですが、借りたその日に中身分解して仕組み見てました。なるほどなーって。
でも真似して自作で掃除機改造し、膜だけヒルティーの膜セットして、良しと思いスイッチ入れても、どうしてもダメでした。10秒も吸引続けると、吸排気のモーターのシロッコに水吸った膜が全部吸い付いて水が排気から飛び散って詰まって吸えなくなるんです。
何回も工夫して膜が上のモーターに吸い付かないようにガード入れたり苦戦しましたが、結局ダメでした。
ということで、このヒルティーの濾過循環装置、やっぱスゲーって思い、完敗して借りた翌日にデモ機を返却し購入すると決めました。
この排気口の形状、真上から吸わない形状、そして膜が機械の中でロバの背荷物状態で両端に垂れ下がり、トップの膜がおそらく吸い付くけど動かないように上下に挟まれることで、吸引口に直接吸い込まない形状仕組みになっている、中身も見てない人にこの貧弱な説明でわかるわけないでしょっ!!てごめんなさいですが、さすがのヒルティー、営業マンも購入時に言ってた、この装置、世に販売開始するにあたり、かなり慎重に本国で開発期間設けて実験試作し、ようやくヒルティーの名に恥じない品質のモデルでデビューした経緯談をお聞かせいただき、やはりメーカー開発力にはかないません!って思ったよ。膜もかなりのこだわりがあるそうです。めっちゃ高いもん。
大事に使ってます。最近少し掃除怠ってたので久しぶりに中身分解して清掃しましたが、いつもは周りに水ぶっかけて使用後に簡単に洗っているのですが、水がほとんど混入した形跡がなく意外で驚きでした。めっちゃきれい。さすがのヒルティー品質です。
防水も完璧らしい。
でもこれリターンの水が無いとちょっとやばいんで、水の補充は被覆の状態に依存するのが少しネックです…まあ仕方ないよね。私は色々使い分けてます。















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