バイブロアッセイとフィードテーブル天板加工 YBM ECO-3V 日誌

機械整備事業部

最近のシリアル機種には標準でセットされているバイブロアッセイの上部、フィードテーブルの貫通シャフト。
有る無しで効果の差を実感できるかどうか分かりませんが、有るに越したことない。と思うのです。
というのも、実際バイブロアッセイ単体で振るわすと物凄い暴れるんです。

自己破壊していく洗濯機のように機体が揺れます。

やっぱりきっちりシャンクロッドが装着されていて、ローテーションアッセイにつかまれている状態とは全然振るえ方が違う。
しかもシャンクロッドの同心軸上でバイブロアッセイの上下できっちり横揺れ固定されていた方が縦振動の安定性が高まってるように感じました。
というわけで作製です。
しかしえげつなく大変。やると決めて後悔するぐらいです。フィードテーブル天板のど真ん中への穴あけからして、既に素人の私には難易度MAXです。
ろくにガス切断もままならないくせに果敢に挑戦してます。下手に入熱入れまくって鉄板ひずませちゃったら取り返しがつかないことになります。
いつも思いますがフィードテーブルの加工精度など寸法図っていても、やはり半端ない精度で溶接作製されてますね。感動します。さすがメーカー。
よくもまあこんなに反る事なしに作製できるよな。って思います。

いちいち持ち上げると腰抜かすほどの重さの両方のアッセイを、ミリ単位で合わせて、位置合わせです。
しかもこれ最終的にリーダーに吊り下げてボルト止め全部してセットして、バイブロモーターONにして試運転させなければ、干渉なく動くかどうか、作製が成功したのかどうかチェックができないのです。
辛すぎる…しかも軸ずれてたらバイブロ動作に対して逆効果でしかない。(笑)
あらかじめ作製したシャフト部分、すでにまっすぐ立たない😬、これりゃあかんって!話にならんぞ!!!
旋盤で底面出しを先生にお願いすべく、まだ熱でちんちんのシャフトをトランクに投げ込みわざわざ高速で車走らせる私。
さすがにこんな加工を頻繁に行う以上、私は早く旋盤技術を手に入れなくてはいけません。

そして、本当に大丈夫か何回もいろんな方向から寸法チェックしていざ位置決めて溶接するときは腹割って一瞬です。
因みに天板に貫通してるフランジの中にセットされているブッシュ、これイグリデュールっていう無給油ブッシュ。イグスというメーカーで先日の展示会でもブースを見つけたので、立ち寄ってきました。
今更ですが、改めてバイブロアッセイの構造見てるとバイブロアッセイは完全にゴムダンパーでつり下がってるだけでほぼ機体とは独立運動してるんですね。
そして起振力の計算には機体重量などは加味されてないということなので、私はたまにリーダー浮かせて掘削は良しとしてやっちゃう派です。メーカー取説にもリーダーは必ず接地させてくださいと記載がありますので安定しますけどね😇

コメント