本当、なかなか見切って道具捨てれないんです。私
ひん曲がって2軍落ちのパイプレンチ。単管なんかで延長してブレイクして尻もちついて、大概水平に引っ張らないから結局新品だろうが容赦なく曲がる。
こんなもんかと思いあまりこだわってなかった私。パイプレンチ。
プロで道具にこだわりがないとは、知識経験十分で理解の上、
でも道具を選ばないというカッコいいパターン①、又は何も知らない分かってない気付いてもいないからこだわりもない恥ずかしいパターン②
私、明らかに後者でした。結構最近まで。はい、パイプレンチについて。大事に使ってはいたのですが、はっきり言って何も知りませんでした。とりあえずJIS規格があることすらも。
そろそろうっすら意識しだして勉強しだしてからのこと、道中よくすれ違うロータリーボーリング屋のトラック荷台には、どうも黄色いオレンジ色のパイプレンチをよく見かけることがありました。そうこれHIT製のボーリンググラウトパイプレンチ。
人間興味意識が向くと目からの情報の見え方が本当に変わるもんですね。
意識こだわりMAXになってから、色々調べたけど、どうも業界、昔はスリーダイヤマークの三菱重工製が多かったとか、でも製造辞めちゃってから、このHITのボーリンググラウトパイプレンチが後を引き継いだ経緯。製品でしっかりグラウト用と謡って製品になっているパイプレンチはこれしかないはずです。
もちろん鍛造性でその後の焼き入れ、硬度仕様も考えられてるし、刃先の形状なども工夫があります。今更私が説明するまでもありませんが😂
それ以来HITの名古屋とは親密に付き合っています。この曲がったパイプレンチ初めて見るらしく、こんなになるもんですか?って写真撮っていきましたよ。1本記念に頂いてもよろしいかって、おい営業所長!!
え?よくなりますよ。だって単管2本とか繋いでやりますもん。3本の時もありますよって(笑)
2軍落ちしてひん曲がったパイプレンチ、そりゃー曲がるわね。単管伸ばして引っ張れば。そもそもそんなJIS規格無いし(笑)、しかも鋳物製ですし、MCCのこのシリーズ。悪いことしたよ😭ごめん鋳物だからといって悪いわけではなく、鋳物にもいろいろ種類があるらしいのですが、勉強不足なのであまり分かってません。
とりあえず次の使命として何か無いかずーーと考えてたのですが、こんな無責任なパイプレンチ作ってみました。
というのも、以前塩ビの50Aの井戸管引き上げる際に、地中10cm~50cmぐらいのネジ継ぎ目で切りたいのにパイプレンチ斜めにしか入らないから、周囲直径2mぐらい掘り起こしたことがあって、はっきり言ってその手回しトルク用途専用です。
でも世にないんですよねー。この角度のついた柄のパイプレンチ。首で90°折れるコーナーレンチはよく見ますが、ちょっと違う…、僕が知らないだけ??今度、鋳型で試作してもらおうかと考えてますが、かなり費用が掛かるっぽい。最低50本ぐらい…イランやろ!!!
供回り防止用に左右1本づつ、鋳物溶接は割れるし難しいと知ってますが、どうしても溶接したいので、最低知識で色々調べて溶接棒もコベルコの鋳鉄専用のもの(こればか高い!!)、下準備もそれなりに時間取って溶接してますが、アーク維持が難しい!!
でもまあ塩ビ管の手トルクぐらいでは折れないでしょう。たぶん。見た目ダサいですが、色塗ったらそれっぽくなりました。🙂
果たして使用するときが来るのでしょうか?


















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