結構昔の話だけど…
色々いじくり倒してメンテナンスしていた3Vの話。そう1台目ね😉。私はこの3Vのおかげで色々学ばせていただきました。
メンテナンス、オーバーホールという名目でいじり倒すのですが、やはり素人で甘い考えの場合、こういう試練が待ち受けているんでしょう。
昔からビーカーやピペットなどのガラス器具や採水用のガラス瓶など、曇って汚れているのを見ると、何故か綺麗にしたいアライグマみたいな癖があるんです。
自分で言うのも今となってはどうでもよい過去の役職の話で、そこそこの管理職、身分高めの社員だったんですが、はい、私のことでーーーす!!😉
とにかくアライグマみたいな作業が大好きなんで、管理側のデスクワークどころか、パートの主婦さんに交じって一緒に朝から夕方まで、瓶の洗い方の見本を自慢げに見せて、伝授したりしてました。
この汚れは油なのでこの洗剤でいきましょう!とか、この形状にはこのブラシでしょ!!奥さん!!、、や、時には濃硫酸や硝酸、塩酸、フッ酸なども使用しながら内面の有機物なんかをピカピカに焼き落と術なども伝授してました。
もちろん超音波やオーブンでバリ焼きにして有機物を吹っ飛ばす技、あるいは、ガムテープや養生テープ、テプラシールなどがベタベタ貼り付けられた瓶のシール剥がし洗浄なんかもね。🙂
まさにガラス器具洗いマスターでしょ??
まあ今でも結構一人でやっちゃいますが。😂自分的には結構なノウハウがあって自慢したいところなんですが、
当然、他の女性部下など、皆から冷ややかな視線で何してんですか===ーー?山口さん、ちゃんと仕事してくださーいよ===(笑)、って。よく笑われてました。
上司からは「管理職の仕事をしなさい!!!!」って怒鳴られて、それでもめげずにまだやってました。😂
今から思えばなんという企業組織に向かない奴なんでしょう!!😭
というわけなので、ドロドロで油だらけのECOの機内見ちゃうと、もう体がモゾモゾ、ゾクゾクして掃除したい欲求がメラメラ湧いちゃうんです。
そしてやらなくてもいい様な余計なことまでやっちゃうんでしょう。
当時はもうセミの抜け殻どころか、これ電線なのか?っていうほど油や泥で束になって、ギトギトのハーネス類など、いちいち皮向いて、マジックリンで洗ってとかやっちゃってたんです。
今はさすがに古いハーネスが及ぼす悪影響も経験があるので、めっちゃ高価ですがなるべく新品に交換するように気を付けてますが、当時は電線なんか劣化しないでしょ?ってジャック部分なども外しちゃって洗ってたんです。
そしたら、案の定、電線の向き間違えて組んじゃってさ!プラスマイナスの極性を逆転させちゃって、燃料電磁ポンプを故障させたんです。汚いけどまともにちゃんと動いてたものを、おまえがイラン事するから壊しちゃったわけです。
でも弱いなりにしばらく動いてたんでしょうか?
逆極性でも少し唸ってチロチロ燃料を圧送しようとしてたんでしょうか?
気付いて外した時には、ほぼ動かなかったけどそのような兆しが見受けられました。
因みにこの時オイルクーラーのファンも逆転回転してましたね!全部逆やんけーーおまえ!!
現場で責任もって自分が使用してたら、あまりにも早すぎるオーバーヒート警告と同時にエンジンがストールしそうになり、フィードの早送り(これECOで一番油量が必要な動きの一つなんです)のストロークエンドで決まってエンジンストールしてました。
もうめちゃくちゃだ!!これでよくお客さん前にして作業終了できたもんだ!!、もう一人の社員が後ろでラジエーターにシャワーで水掛けながら!(笑)😂すいませーーーーーんとか言いながら。
現場ではただただショックで、何故なのか原因が全く想像つかなかったから、もう諦めてました。このパワーで最後よくトラック荷台に登れたもんだ!
本当にその時は逃げるように現場を跡にして会社に帰還したんです。
頭冷やして、後日色々原因を追究すべく、消去法で探っていきました。燃料噴射ポンプ、ノズル…
そして神様はちゃんと誘導してくれるもんですね😉
逆やん!!、えーーーーーーーー全部逆やん====!
旧型3Vは、この電磁ポンプにアクセスするのがめっちゃ大変で、結局フレームやらラジエーターやら、ほぼ全部解体しないと交換とか難しいんです。手が届かない!!
でもよくたどり着けました。そう!!逆やん!!何度も言いますよ、お前がイラン事するから、みんな逆やんーーーーーーん!!
後ろのオイルクーラーはさておき、電磁ポンプ動いてなかったら絶対エンジンかかりません!!って、プロの整備士の方にも言われましたが、何故か一応動いてた事実はある。
そう、電磁ポンプ死んでても!いや死にそうだったのか?奇跡ですね!って言ってました。よくバイブロ回りましたね!!って。
そうなんですよ。地点移動するたびにオーバーヒート警告が鳴ってましたもん。って
たまたま、燃料ラインが満たされてた後に、電磁ポンプが故障したんでしょう。というか、電線繋ぎ間違えたんでしょう。洗う時にカプラーから電線まで取っちゃうから、これまたきっちりカチッて、音立ててご丁寧に、はまっちゃってたんですよね。極性逆やのに!!😂
空気噛んでたら絶対無理だったと思います。
噴射ポンプのプランジャーシゴキのみでおそらくタンクから燃料引っ張ってたんでしょうね。ほぼサイフォン現象みたいな感じでさ!
後日いろいろ調べてたら、小さなディーゼルは電磁ポンプが無い仕様もあるそうですが、建機のディーゼルにはほぼ備わってる、大事な電磁ポンプ。
有るのと無いのでは大違い、無いと燃料薄くて白煙出たり、まあエンジンが始動出来なかったり、いろんな不具合があります。
燃料枯れてエンスト時に吸い上げる術がなくなるので、電磁ポンプは大事なのは知ってましたが、このトラブルのおかげで、最も燃料電磁ポンプの重要な働きが理解できました。
そうです。噴射ポンプへの燃料の圧送!!!!燃料噴射効率のアップ。




















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