ディスポーザブルインナーfor SCSC YBM ECO-3V 日誌

機械整備事業部

またSCSCの話題?か…。って
キャッチャー(リテーナー)が先端ビット内に綺麗に収まらないから、何故なのか、実はあまり気にしてませんでした。

というのも、SCSCの先端ビットのネジパターンを何種類か変えて数種類を作製してもらってましたから、勝手に微妙にクリアランスが合わないだけか?って作製者側のせいにしてた私です。

使用頻度も弊社では、86サンプラーに比べてさすがに、少ないから、ほったらかしにしてました。収まらない原因の追究を。

まあ今更、大した気付きではないのですが、ある日、ふと手に取ってよく内部を観察して手で撫でてみると、ビット内部の形状が電動ハンマーの威力で叩かれすぎてオーバーラップしちゃってて、ツバが引っかかってキャッチャーが収まらない事にやっと気が付いた。私。

こんな事になってたんだと思い、いかんいかん!!ってすぐに旋盤で削って元の内径まで広げて修繕です。

ECOではここまで変形しちゃうことが今まで経験で無かったので、全く気が付かなかった。

しかしここ(→インナーを内部でセットするための先端ビットの内径出っ張り)がオーバーラップするってことは、挟まれてセットされているステンレスインナーのツバ部分も挟まれて叩かれてんだ!!って今更ふと気が付いて、割れる原因がその挟まれ方に原因があるんじゃないかって、ふと考え始めた。おそらくたぶん間違いないだろう!!

もう少しクリアランス持たせてインナーが先端内部で少し上下に遊びがあるぐらいの方が裂けて割れにくいんじゃないか?って、少しコトコトするぐらいでもどうだろうか?って

このステンレス製のインナー、超高価でしかも作製にとんでもないほど手間が掛かる事、以前から作製してもらってる方に教えてもらってました。

しかもステンレスの材料もシームレス管でめっちゃ高級材なんです。そして、その肉厚のほとんどを旋盤加工で削り捨てている事も、以前から加工を見せていただき、私よく分かってました。

そんなに苦労して作製してもらってるインナーも、新品がただの一撃で割れて使いものにならない状態になっちゃうことが頻繁に起こります。SCSC…余りにコストかかりすぎで。😭

これは何とかしなければって、ずっーーと考えて、ディスポーザブルなノリで何かで代用できないか、模索してました。

安易な選択ですが、とりあえずVU40の塩ビ管をフレア加工して実験してみることにします。中々これも難しい結果になると思いますが、すぐ割れるか、コアチューブ内にメり込むか?

まあ失敗を覚悟で実験し、使い捨てでも良いかと思ってますから。

フレア加工って言っても、少し炙って広げるだけ。でも結構考えました。相当うまくいってるでしょ?(自慢!!)意外と簡単。でも炙りの加減と広げ方の程度の加減が少しテクニックいるかも。

昔ね、20代後半ぐらいか?務めてた分析会社の設備工事で、ドラフト設備のフード工事の職人さんが、四角◆の塩ビダクトと丸●の塩ビダクトを巧みにガストーチで炙りながら接合してたの、そういや思い出した。

社員で私一人だけ。真夏の会社建屋の屋上で、一緒に登ってづーーーと工事見てました。

「うちの営業の資材発注ミスでねー、すいませんねーーー、間違って四角頼んじゃってたんですよ===。」って何気に屋上で汗だくで炙って加工する姿、なんかプロ感じて一人でかっけー!!!って痺れてましたね。職人さんに!

どうでもええけど、おまえ自分の仕事しろや!!って、(笑)つっこまれそうですが、大好きでした、設備工事。づっと自己志願で休日出勤で立ち会ったりしてましたねー。そういえば。

また話が飛びましたが、

この自作インナー、もし成功すれば結構やばいことになりそうです。でも、みんな考えてるか?既に同じような事。今更かもしれませんがね。

この塩ビ製、又は従来のステンレス製インナーを長持ちさせるための、セットの仕方の工夫。結構相談して色々実験してみましょ!!

何か作るのが楽しくなって、つい、いっぱい作っちゃいました。😂

因みにこれ、単価100円切ってると思います。😛

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