ECOのシャンクロッドアダプター YBM ECO-3V 日誌

機械整備事業部

やっぱ完成度の高い製作者の魂が宿ったような工業製品というのは手の擦り切れるような存在感があります。

YBMの純正品です。そう、シャンクロッドアダプター。昔はよく折れたり曲がったりして弱かったって話、よく聞きますが、

YBMさん、いろいろ努力されて改良されたっぽい。

最近は形状だけ真似て安価に作製することもまあ不可能ではないと思うのですが、私は圧倒的に純正にこだわります。

と言い切ってますが、模倣品を作製して強度比較実験とかしてみたいもんですよね。

作成者にはちょぴりイジワルかもしれませんが、やっぱりこのアダプターにたぶん一番負荷かかってますもんね。😉

SCSCもやっぱ折れるのはアダプターです。

少しでもストローク稼ぐために、このアダプターを介さずにシャンクロッドの一端をロープネジ加工する仕様もあったようですが、

やはり経済的ではないですよね。シャンクロッド交換するのも結構苦労しまっせ!!何回も経験あれば3Vでは比較的にスムーズですが、

私は決まって分解順序間違えてえらいことになっちゃいますが、やっぱ忘れちゃいますよね。たまにやると。そしてベアリングケース側、これ逆ロープになってんですよね。

これは伝えておいてくれないと間違うよね?ふつうさ。初期導入の掘削教育で。そんなもんECOには無いか!!!(笑)

だってさ、YBMさん曰く、構造考えれば常識って言われてもさ、ふつうド素人は間違うぜ?100%悩むと思う。間違いない!!

僕因みにアダプターですら、おいおいおいおい、ちょっと待って、こんな硬いの絶対おかしいって!。もしかして逆チャウ?って2人で現場で初心者の頃、宮本とやってましたもん。😂

こういう時はすぐに聞くべき人に確認するっていうのが、私のパターンですが。なるべく思い込みでやっちゃわないようにしてます。

1Vに限ってはシャンクロッドがローテーションアッセイの下からスポって抜けないシャンクロッド形状になってるので、尚更面倒です。

って考えると、やっぱアダプターはどうしても必須部品でしょう。

話戻って、このECOのこのアダプター、私的には、今まで完全破断までした経験が無かったのですが、最近の長野の現場で初めてブチ切れて結構一気に萎えました。

もちろん新品ではなく、結構摩耗した使い古したような状態からの物だったので仕方なかったのだと思いますけど…。

え?オレ何本も折ったことあるゼ!!、みたいな武勇伝じゃありませんが、アダプター破断、初体験ってまあまあ素人域でしょ?やっぱ。まだまだ経験値浅いんでごわす。私は!!

まあ現地では新品も持ち合わせてましたのでセーフだったんですが、外すのがやっぱ結構時間かかっちゃいますね。僕は良くガストーチで回転させながら炙って、グリースプチプチって空気はじける様な感じまで炙って、その後ガツンとレンチでブレイクしてますが、

決まってこういう時に限って手持ちでありません。ガストーチ…。案の定、回転ピーピーMAXリリーフさせながらハンマーで怒つきまくってやっとでした。まあ皆やってますよね。たぶん同じこと。

しかも、ただ折れたぜ!ポイ!だと何も得るものありませんから、😭折れたというよりも捻じ切れた様子のアダプターですが、一応メーカーの作成者に画像を確認していただき、破損個所についての見解を頂きました。

以下、

「ちょうどロープのネジが終了する部分での破損、妥当な折れ方でしょう。」って。一見もっとロープネジ根元で折れてもおかしくないのでは?って思ったけど。この辺はさすがプロの見解!!!です。

そしてやはり、大事なのは、素材と形状加工、調質条件(焼き入れと焼き戻し条件)です。いろいろ話せて納得!!!!

ボルトやネジ、エンジン部品のコンロッドやクランクシャフトもそうですが、加工の際、やむを得ない形状変化させる場所で応力集中する箇所、これ危険断面っていうらしいですが、そこのRのかけ方や面の取り方、被せ方で全然効果が変わるそうです。

奥深いよね。そういや、自作の蛇頭ロッドレンチは全然今でもビクともしてません。やっぱ形状なんですね。

そしてアダプターなど、特にノウハウ詰まってそうな部品、やっぱ純正にこだわりたいよね!私。いつも有難うございます。

コメント