みなさんこんにちは。フルードパワーシステムの時間です。は???
フィードバランス? バランス掘削って何や?バランス力ーーーーうーーーーん?
ずーーーと考えてました。この言葉に私いつ出会ったんでしょうか。そうそう思い出しました。PECさんだ!!
「ECO3は絶対押しちゃうでしょ?絶対に押しちゃうんですよ。利根はそれないんですよ。だってフィードバランスついてますから。我々深堀りするとき、それ無いと絶対曲がるんです。」
数年前のこの一言でした。きっかけは。なんじゃ?フィードバランスって??
ボーリングオペ素人の私だけかもしれませんが、この言葉、おそらくYBMのECOユーザーにはあまりなじみ無いんじゃないでしょうか?だって標準でその機能ないんですもん。YBMは。そんなん言ってくれな知らんがなって。
少なくとも私は全く知りませんでしたし、バランスって調べても全然情報ありません。押さないで掘る?どうゆうことなのか、もう興味が止まりませんでした。
今でもバランス状態の実感はありませんが、ECOでは押しちゃうでしょ絶対に、って押したくなかったらリリーフ全開でタンクに戻せばええやんけ!ってまあ、今でも結構そうゆう風に思ってますが、私は。
違うんですよね。やはりバランス掘削って。利根のエコプローブは昔は標準で備わってた機能でしたが、今はオプションらしいですがほぼ皆つけてる?スーパープローブにもついてるんでしょう。おそらくほぼ標準でね。僕は利根の機械は操作経験がありませんので、本当に謎でした。でも調べたおして、プライドなんか捨てまくって聞きまくって、やっと何となく理解に近ついてます。というのもこの機能、このフィードバランス油圧回路、ECO3Vにつけてやろうかと企んでるからです。
一般的にバランス掘削を行うことで、
・先端荷重の調整
・ビットの早期摩耗防止
・穴曲がりの防止
といった効果が期待できる?そうでございます。
機械のそんな機能に頼ってるより、そんなん腕で何とかせいや!!って思っちゃうし、実際そういうふうに強く言われて、そんなフィードバランスを駆使したテクニックなんて、すでに利根ユーザーは皆意識してないし地質によって変わるし口では説明できません!!ってくじけそうになって悔しい思いをしたこともある。本当はそんなん誰よりも自信あるのにさ。
僕は本質を理解したいのですよ。油圧回路のさ。そしてバランス制御があることでの現場作業の理屈抜きのメリットの実感を。
(フィード+ロッド重量)=引き上げのフィード力、動かない、自重で落ちないこの状態を作るのが、フィードバランス掘削の基本ポイントでしょ。
確かにECOはね、例えばバイブロ無で回転のみさせて、フィードのレバー押してる時にリリーフ全開で圧抜いても自重で押しちゃうんですね。下がっていく。これ、機体によって個体差あると思うのですが、止まってくれる機体もある。でも厳密には油圧で釣り合ってるわけではなく、ただ引っかかって偶然止まってるって考えてます。私は。
この経路のカギを握ってるフィードのダブルパイロットチェックバルブ…。これが開いてる以上、流れちゃうんですよ。リリーフさせてても。だから動いちゃう。自重で押しちゃうってこと。止まらない。もちろんフィードレバー中立にすれば止まるんですよ。そしてもう一度フィードレバー押すと今度は自重で落ちる動きが止まる。一度ダブルパイロットチェックバルブが閉じちゃうからなんだ。これも機体差がある気がしてます。それでも弊社のECO1は落ちちゃいますけど…。
何に原因があるのでしょうか。ダブルパイロットチェックバルブ??これ奥が深すぎです。考えた人は天才だ!(東工大のこの先生、よくお世話になってます)

ECO1で排土板が勝手に翌朝下がるのもこのバルブが、日立オリジナル経路にはついてないからなんです。YBMが付けて無いからというよりイジレナイ?
そもそも私はなぜバランス力にこだわってるのか?
というのも2m程度までの配管埋設など、やっちゃう前にどうやったら止めれるかってづっーーと考えてるんだ。
まあフィードの動きを目で見て腕で感じろ!!!そして抵抗感じて当たったら、辞めて引き上げる勇気を持て!!(昔by矢田部社長に教わったよ)、そして手で打て!ボーリングハンマーを!
やはりこれしか手段は無いのだろうか??そう感じてます。でもバランス機能があればもう少しその感度が上がるのかもしれません。
続きそうです。この話題。




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