諦めきれない夢 YBM ECO-3V 日誌 パックアウト-その1

機械整備事業部

未練たらしいもんです、男ってやつは!一方女性はあっさりしてます。未練などない、すぐ忘れよる。え?誰の事?🤐
数年前にヒルティーに完全敗北したはずのコンクリートカッター用のスラリー濾過循環システム。当時掃除機を難題も犠牲にして自作に挑戦してたけど、失敗しまくってたあの夢をもう一度。

以前からミルウォーキーがパックアウトで集塵機を発売した時から意識してました。もう一度挑戦するならこれ使おう!って。最近は18Vでアストロプロダクツでも見かけたよ。パックアウトではないけれど。同じようなデザインでした。パクったか?

しかしパックアウトは良くできてますね。人気があるのはよくわかります。デザインも素敵な赤!何故男子の職人は箱が好きなんでしょうか?私だけ?多いよね工具収納用の箱が好きない人。たぶん。私箱バッカ買っちゃうもん。

というわけで大分以前に購入してたんですが、ずっと倉庫に眠ってました。もちろん工具箱で使用するつもりは初めっからなく、スラリー濾過循環システム自作用です。キャスター台の動きも非常にスムーズでユニット分解できるからトラックにも手積みが簡単でしょ?大体の間口は簡単に通過できそうですし、地点移動にはもってこいです。

大体いつもカッター作業する場合、私はヒルティーのスラリー濾過循環システムを使用します。最近も大きな工場倉庫内で30か所ぐらい連続で作業してましたが、やはり早いし小回り利くから私は好きです。

でもメンテナンス怠ったり、機械工具系に弱い人はあまりお勧めしませんが、装置の状態把握やフィルターの限界値、むやみやたらにノロやごみ吸わない事や、水量の調節など有意識で使用すれば連続でかなり威力が出ます。

しかし水のリターンが無いと結構すぐ枯れるのでその点が最大欠点かも。水を補充すればいいんですけどね。ちっと面倒です。だからなるべくタンク水量増やしたい思いが以前からありました。

おそらくタンク内水量は、膜の濾過スピードと膜の破過量を考慮してるのだとは思いますが、もう少し増やしたい。

あと集塵機の電力をバッテリーに置き換えれば発電機の容量にも余裕が生まれるので、SPOモーターを小型の発電機3500Wの1台で専属使用できないかというのが狙いです。どうしても100Vだとケーブル焼損のリスクが高いけどね。だってトルクかかると30A余裕で超えるでしょ。このモーター。普通の延長ケーブルだと大分危険。承知してるのですが…

ヒルティーのシステムは購入当時から使用しながら、現在でも結構研究してますので、今度は何とか見習って実現させたい。でもフィルターだけは使用させていただきます。ヒルティーさん。

やはりこのフィルターが超絶です。なかなか無いと思います。ノロ水をこれだけの濾過スピードでバランス良く精製できるろ過膜って。4層構造になってますが、ヒルティーは本当に試作実験を繰り返したのだと思います。コンクリートノロ専用のろ過膜としてポアサイズやメッシュの積層構造の最適化を。そしてめっちゃ高価です。そりゃそうですね。他に無いもん。この品質の膜。おそらくね。僕が知らないだけ?シブヤもあるけど、濾過スピードが少しついてこないイメージがありました。精製しすぎな感…

まあ本家の説明はさておき、自作用の話。可能な限り構造コンセプトを本家に習い、前回失敗してた要因(膜が集塵機に吸い付いてくる現象→結果膜を伝って水が噴き出し詰まる現象)をどうすれば回避できるか考えた結果、パックアウトの内部ラックの利用と集塵機穴の位置関係、そして膜をどうすれば水面になるべく沈まないようにセットできるか。この辺の構築がポイントです。ノロを含んだ重い膜が内部のタンク水に沈み込むとおそらくずっと濾過されずに水量が枯れてしまう原因になります。

いろいろ既製品を利用しながら実験しました。恐る恐るスイッチをオンにしてみて、まあ第一関門クリアです。前回の膜吸い付き現象は回避できてそうです。しかし集塵機の排気量が予想以上に高く、箱がメり込んで凹んでしまいました。

箱の内部の補強と膜を浮かせる網籠を今後どうするか。今後にご期待ください。

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