リレーBOX清掃 YBM ECO-3V

機械整備事業部

ECO-3Vのリレー関係のお勉強。

先日フルオーバーホールしたエンジンの初火入れの時、キー回してもカチカチは音するんですがセルが回りませんでした。因みにカチカチはストップソレノイドの音です。焦りました。

私は現在オーバーホールしたエンジン始動チェックするには、結局マシンのマウントの上にきっちり載せてボルトで固定し、ハーネス、冷却水、吸気系、マフラー、アース関係など全部装着しないとエンジン始動のチェックができないのです。

油圧ポンプも付けちゃうと空回しできないので作動油も満たして接続しなければいけないし、ストップソレノイドも外してその穴を蓋してなどでまあ大変。

なんとか、もう少し簡単にオーバーホールの早い段階でエンジン単体で始動テストできる土台を早く作製しなければいけません。え?それってまさに油圧パワーユニットやん。その通り。運搬車に作ったり、単体で油圧送れる可動式のもの。SP50みたいに背後に載せて1Vを3V同等の起振力にする。これ私の直近の夢なんです。絶対やるぞ!できる。君ならできるできるできる。自分で暗示をかけてます。

話を戻すとエンジンかからなかった理由が、私のエンジン整備に問題があるのかと少し焦りましたが、落ち着いてチェックしていくと、セルのマグネットスイッチに直接12V入れるとエンジンかかるのでどうも電装系に問題あるようでした。

その場しのぎで死んだリレーを探し当て交換し復帰。なんて気が済まない私。

時間はそこそこ余裕あるので、結局、やることになった全分解と清掃のはじまりです。キーユニットはペンチ使わないと回せないほど固まっていたので新品に交換。外したキーユニットはずっと226漬けにして超音波洗浄。復帰するかどうか。真っ黒けの液体が滲んできます。

セミの抜け殻状態になっているコルゲートやら、ネチネチでカスだらけのビニールテープ。全部ほどき、リレー関連は、各々新品が1個づつ手持ちであったので、1個1個テスターで結線パターンを確認しましたよ。

私は素人で知識少ないので、リレーの正確な構造まであまり詳しくありません。せいぜい226で接点と全体磨くぐらいしかできないですが、1個1個魂を込めて仕上げていきましたよ。グロータイマー、グローリレー、セイフティーリレー、ホーン、ライトのリレー、キーユニット、ヒューズもサブのヒューズをきっちりセットして。

因みにホーンリレーの断線に気づきました。確かにホーン死んでたよ。ホーン、ライトのリレーはエンジン始動系には関係なしということで、他のリレーも導通パターンは新品と同じ。何がダメだったのか。

コルゲートむしりまくって裸にしたハーネス、これもマジックリンで丸洗い。ジーっとゆっくり手でつまんで1本づつ確認したよ。黒のアース線、1本抜けてました。いつからか不明です。僕が自分でむしってしまったのか?それにしてはゆるゆるです。

とりあえず慎重に結線し直して復元したよ。セル回らなかったのは、これが原因なのか?結局よくわかりません。1つ1つ自分の納得いくまで完璧に仕上げていって、もう一度エンジン始動テストしたら、難なくエンジンかかりました。

結局リレーいじり出してから1週間たってたよ。でも全部のリレーの役目と関連性が頭に入ったんだ。急がば回れも昔からの私流です。

山口

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