手動のグリスガン整備 YBM ECO-3V

機械整備事業部

 捨てられそうになって錆びまくっていた手動のグリスガン、救出作戦です。

 大切だよねー。重機に携わる以上、グリースガンは。昔現場でECOのキャタが外れてどうしようもないときに、手持ちのグリスガンが無くてわざわざホームセンターに走った経験があります。しかもその時はグリスすら無かったよ。わざわざそのタイミングでキャタ外れる?しかも。グリス1~2本は必要でっせ。
 私が手持ちで現場に持って無かった時点で失格でしたが、まあ適当な扱い受けることがしばしばありそうな手動のグリスガン。ギトギトで錆錆びになってる。大概…かわいそう。

 今回はきっちり敬意を払い、全分解構造解析です。仕組みは難しくないのですが、自身で同様の機能のもの作れるかといったら無理です。自分で再現できないものには、圧倒的にリスペクトが必要ですね。

 私流の考え方ですが、そうなると世の物ほとんど自分で作れないのであらゆるものに感謝です。人間が生み出すあらゆるものにはリスペクトが必要と思ってしまいます。私。「何としても2階に登りたいっちゅうーね、その強烈な思いがはしごを生むんですなー。これがまあ人間というもんですわな。」って幸之助さんの経営講和CD、昔よー聞いてたな。

 なんで物には作った人間の意識が宿んでしょうね。多かれ少なかれ。


 また話が脱線しましたが、ニップルの引っかけ構造など。まずピンセットが無いと無理でしたよ。中身の大きなスプリング、なかなか無いよね。こんな大きなスプリング。

 もし廃棄にするならこのスプリングだけでも残しておこうと思いました。何かに使えそう🙂

 因みにヤマダの電動グリスガン、ちゃんと持ってます。これやっぱスゲ=。便利。先端のニップル引っかけはヤマダの特許?これだけ手動につけてもグッドです。

山口

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