口開いたロッドのトング。便利なんでいつも利用しますが、新品でも結構簡単に開いちゃいますよね。仕方ないので諦めてますがなるべく根元でトルクをかける気配りをしてるつもりでも、ついやっちゃう。
ECO-3Vの場合、装着されている回転油圧モーターの種類によって力の差はあるとして、私は大体のトルクは200kg~400kg-mって覚えてます。もちろん1台で回すか2台で回すか、リリーフのさせ方で状況によって違うよね。
でもえげつないトルクだよ。トルク計算は回転軸に対して力×距離だから、シンプルで単管何本も繋いでロッドやケーシングのブレイクはよくやります。吹っ飛んで一人で尻もちついたりダサいけどね!😬え、まだそんなことしてんすか?って。ね素人でしょ?はい。🙂
でもまあ道具というか、単管1本でも現場ではその恩恵を受けて物理法則に則った人間トルクレンチみたいな作業をしてる私ですが、YBM純正のロッドレンチやアダプターレンチがですよ、エッジが舐めることはあっても、口開くって、まあまあ珍しいと思うんです。
シンプルにこのマムシの頭みたいな形状、一番応力集中するところの肉厚が一番太く、うまく応力分散してるんだと思います。そういえば工具のスパナや片口レンチなどもそうだよ。私が説明するまでもない根拠ですが、
口開いてどうしようもなくなったトングをガスでぶった切って、素直に形状コピーして復元してみました。かなりの蛇頭ですよ。これコピーしたと言えるんっすか!
でもしばらく使ってますが、普通に純正同等に使えてるよ。やはり形状の要因が大きいよ。
私がぶった切ったのは、普通のSS材なんで焼き入れもへちゃらもないけれど、純正はきっちりした材料(SCM材か最低ラインで45C)でソルトまたは浸炭焼き入れ、焼き戻し後の硬度仕様を決めて必ずやってると思います。さすがメーカー純正とはそうゆうことなんです。やんわり仄めかしてもあまり公開してくれませんが。
まあ生材は焼き入れプロからすれば豆腐みたいなもんで、曲がって当たり前、なんでしょう。
因みに私はくし形と2種類状況によって使い分けてます。
山口



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