やっぱりボルトが好き💛
綺麗なボルトを見ているとウキウキします。輝いた昔の六価クロメートメッキ。
ECO解体するまでは、ボルトにはそれほど興味関心はありませんでした。はっきり言って。
ECO3Vクラスでは、M10,M12~M16や、時にはM20のボルトが多く使用されています。解体してた当初、油と土汚れ、錆や塗膜で搔き消されていたボルト頭の刻印が、ふと気になった。
あんまりホームセンターでは見かけないデザインのボルトばっかり。
今となってはボルト締結に関する基本的な知識ですが、素材や強度区分、メーカーのロゴ刻印などなど。なんかカッコエーーーーって思って、ロゴマークから製造メーカー名探ったりして。
それ以来、ひたすら10.9や8.8セムス強度のボルトを見ると絶対に捨てなくなりました。🙂磨いて磨いて保管してるんです。もちろん錆びや摩耗で既に限界状態の代物は見切りつけて廃棄してますが…。
そして安全鑑みて、新品をなるべく使用するよう心掛けてはいるのですが、どうしても廃棄出来ない私。きっちり洗浄していくと、外観上はそれほど劣化してないものが多いので、
いざの時にすぐ使用できるように、きっちり分別して保管しています。
ざっくり区別すると、ベースマシン(日立)は8.8強度、YBMの作製フロントは10.9強度といったところでしょうか?
特に日立の8.8強度のハイテンワッシャー組み込みのセムスボルトは、純正品でしか入手できません。しかもめっちゃ高額です。(この内容、何回も言ってる気がしますが、大好きで市販品を探しまくったのですが、ダメでした。😂)
磨いて保管しててもメッキが剥げてたりして、錆が少し浮いてたり。いざマシンにそのまま使用すると、すぐ塗装被せちゃえばいいのですが、油断してるとやっぱりすぐに貰いサビでボルト頭がさびて周りが変色するから、嫌なんです。
何か再メッキの方法が無いか、以前から模索してました。近所のメッキ屋に相談したこともありましたが、特にセムスタイプはボルト本体とワッシャーが分離してるから上手くメッキ(電気)が掛からないと教えてくれました。
最近、メッキではなく特殊な皮膜処理(ラスパート処理)っていうもの、あるネジ屋さんから教えてもらったので、この処理を施して、見た目新品同様、メッキよりも強力保護膜らしいので試してみることにします。
特にラフレという最強の保護処理をお願いすることにします。
依頼前に、ネジの状態1個1個確認して、ガジリ気味のボルトは、軽くダイス処理して下準備してる写真です。面倒ですが、どうしても依頼前にやっておかなければいけません。
そして、皮膜処理について話してたら、ラスパートさんから水素脆性について教えてもらった。皮膜処理の過程で水素脆化のリスクがあると。特に高強度ボルトについては。
今の時代、鉄鋼屋、車の部材屋、エンジン部材屋、皆水素と戦ってる。水素時代!!
水素脆化??何じゃそれ??って調べてたけど、水素が混入すると、鋼はめっちゃガラスのように脆くなるんです。
原理については私が説明する余地などありませんので、詳しい情報はネットでね。😉
なるほどなるほど、低水素棒(被覆溶接棒)があるのはそういう理由です。何となく強度上、水素が悪者扱いなのは認知してたのですが…。😉




















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